2012年 08月 24日
ニーチェの馬
7日間の旅行から本日帰ってきた。
まあ、いろいろ回ったんだがそれはそれとして、
昨日浜松に泊まって、食事のために街をうろうろと歩いていたら
たまたま名画座の前を通ってしまい、映画の広告を見てしまった。
上映は昨日と今日の二日しかも夜の八時の回のみで、要するにこの地で二回しか上映しない
映画に偶然に泊まった街で出会ってしまった。
この偶然はすごい結果を呼び込み、映画を見た後はとてつもなく、えらいことになったんだ。
僕にとっての生涯でのベストワンの映画に昨日出会ってしまった。
そして、それは、デューラーのメランコリアの世界に意外な所で不意打ちに出会った
驚きでもあるんだが。

その映画の題名は<ニーチェの馬>2時間40分。原題は<トリノの馬>
まず最初の印象はああああ、、、、長かった。
朝、娘が水を汲みに出かけ、片腕の悪い父の着替えを手伝い、ウォッカを父は二杯、
娘は一杯飲み、二人で馬の世話をして、夕方、ゆでただけのじゃがいもを一個ずつ食べる日課を
一日目、二日目、三日目、、、六日間と、これが大体映画では二時間以上は続く、、、、、、、、
それに、少しずつ変化していく状況を挟んでいくだけの、実に退屈な、実に大いに変な映画だった。

しかし、驚いたのはこの内容ではなく、、、まあ、びっくりするほど綺麗な画面だった。
こんなに淡い濃淡の画面での映画は久しぶりで、
デューラーの銅版画を見ているようで、内容よりはこの画面の綺麗さにうっとりとしてしまった。
今は油彩を描いて銅版画は作っていないんだが銅版画を作っていたころ見たら
もう、ショックだったろうな、、、、、今でもちょっぴりショックだが。

内容で言えば、ニーチェの晩年の小品がモチーフらしんだが、内容はたぶん黙示録の解釈なんだろうな。

黙示録の6章から8章<子羊が七つの封印を開封する>
第一の封印:白い馬。勝利の上に更に勝利を得ようとして出て行く
第二の封印:火のように赤い馬。戦争をもたらす
第三の封印:黒い馬。飢饉をもたらす
第四の封印:青ざめた馬。死をもたらす
第五の封印:殉教者が血の復讐を求める
第六の封印:地震と天災
第七の封印:しばらく沈黙があり、祈りがささげられる

この映画はあえて第七の封印は描かないで、六日目での天災を暗示する情景で終わっているんだが。
<夜にはいつか終わりがくる>と映画では本を読んでいるんだが、第七の封印での祈りはあるのだろか、
それとも「神は死んだ」と言ったニーチェの言葉なら、最後の封印は開封されずに終わるのであろうか?
ただ、彼らは食事の時祈りをささげることは無いので、開封されることはないのだろう。
劇中、アメリカに行くと話していた白い馬の彼らは、、アメリカで勝利の上に更に勝利を得たのであろうか?

どんなに画面が綺麗でもさすがに退屈だった。がこんな映画見たことはない。
もう僕のベストワンの映画と決めたんだ。デューラーのビュランの銅版画を
映像にするとしたら、これしかないほど、完璧なできだもの、そりゃ、そうさ。

これのDVDは出ないだろうな?出るかな?
<ニーチェの馬>予告編
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# by eichi_wata | 2012-08-24 16:32
2012年 07月 22日
ローリング・ストーンズ・ベスト・ソングズ100
レコード・コレクターズ 2012年 08月号は
ローリング・ストーンズ・ベスト・ソングズ100だ。
音楽関係者、、全員、黒く塗られてしまったのか、うらやましいほど、濃い。
ローリング・ストーンズを語りだしたらもう止まらない、止まらない。
さすがレコード・コレクターズ。

僕の名前が榮一で昔から<えいぼうちゃん>とか<えいちゃん>
とか、呼ばれていた。
ストーンズが歌っている曲でManish Boyというのがあって、
曲自体はMuddy Watersの曲なんだが、
それをローリング・ストーンズも歌っているんだが、
その中にミックが長い巻き舌で<エーーーーーチャン>
と、僕の名を呼んでいる。
<エーーーーーチャン、おとーーーーなーーに、なりなよーーーー>

タモリの<空耳アワー>でなく本当に、僕に語りかけている。

だから、僕はManish Boyが一番すきなんだが、残念ながら
彼らの曲ではないので、今回のベストには入らなかった。

なら彼らの曲で一番好きなのは<You Can't Always Get What You Want>だ。
今回のベストでは九位だ。
<努力すればたまには手に入ることもあるさ>

数年前、姪とか、弟とか、皆で<ゆーーーーきゃんと、----おおおおおるえあーーー>
ドームで歌ったことがあるんだ。
いい思い出だ、その弟はもういない。
<努力しても手に入らないこともあるさ>
<ゆーーーーきゃんと、----おおおおおるえあーーー>
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# by eichi_wata | 2012-07-22 17:06
2012年 04月 23日
神田日勝
そんな、こんなの長い間の謎を巡る一週間でした。

さて北海道出身の画家で知られている作家は
三岸好太郎でしょうか、でも僕にとっては神田日勝。

その彼の繪を見るために今回は二箇所の美術館を回りました。
帯広から一時間の鹿追町にある彼の記念館、そして札幌の近代美術館。
特にこの近代美術館で幸いにも収蔵作品展で彼の作品が出品していたので、
見れて良かったです。

ともかく北海道の繪といえば、僕にとっては、この神田日勝の繪です。
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この繪が彼の一番な代表作です。
彼が他にどんな繪を描いていたとか、どんな生き方をしていたとかは、
正直関心があまり無く、関心は、昔、雑誌で見たこの繪だけだったんだ。
実は30年来の念願で、見ました。なかなか素敵でした。

長い間この繪に確認したかった疑問がひとつあって、
それは、新聞紙の文字をどこまで描いているかと言う瑣末な事で、

驚いたのは当時新聞紙を部屋に貼ることが実は
寒さ対策で日常であったそうで、驚かすために
新聞を描いたわけではなかった、ことですね。
彼の日常、そしてそのときの彼の気分などが、
ここにすべて描ききった、という事でしょうか。

この繪は彼が32歳の時です。
今元気ならば僕より10歳上なので、今でしたら75歳。
この年1970年の6月に完成して、その翌月亡くなるのですね。
32歳8ヶ月、
彼の戒名が彼の生き方のすべてを表しているのではないでしょうか。
<晴耕院画道日勝居士>

もし、があったなら、もう少し長生きしてこんな繪をもっと描いて欲しかったな。

その、どこまでの大きさでの文字が書いてあったか?書きません。
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# by eichi_wata | 2012-04-23 09:00
2012年 04月 06日
やはり
何がやはりなんだか、やはり絵が出来ない。
どうも出来ないことをいいわけじみてしまうが、
いや実は、そのまんまいいわけなんだが、
0号とか、サムホールとかの繪は意気軒昂になかなかならないんだな。
これが、、、、、、、よし、描くぞにならんのね。
まったく言い訳なんだが。

さて七月の展覧会の依頼が早々と来た。
これは結構点数も出せて、大きいのも出せるんで
面白く取り掛かれるんだが。そっちに気分が移ってもう下図に取り掛かってしまった。
今回は本来の少年王國なんだ。コテコテノ王國。パンツ無し。
ので、申し訳ありませんが、山形での展覧会は穴を開けてしまいます。
すみません。今年は出来ませんでした。
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# by eichi_wata | 2012-04-06 08:59
2012年 04月 02日
ジョイ・ディヴィジョン
やはり、
当然なんだろうが、展覧会が始まっても絵を
送らなければ催促がくるわけで。
ああああ、こまった。
急いで描くかと、、、、、、

所で音楽なんだがここほとんど毎日聞いているザ・ラーズとザ・スミス、
そしてジョイ・ディヴィジョンなんだが、
なんでこの三組になったのか良くわからなく、いろいろ聞いてきた中で
自然にこの三組が残ったんだが、
共通したとこがあって、どこか暗いんだ。
特にジョイ・ディヴィジョンは暗い。黒光りするほど黒暗い。
レイディオヘッドという90年代に出たグループも結構暗くって
その纏綿とした暗さに一時はもうはまって、一日中繰り返して聞いたんだが、
この体にまとわりつくような湿度感があき始めて急にぱたりと聞かなくなったんだが、
ジョイ・ディヴィジョンはからっとしてとてもシンプルなロックでとても好きだ。

イアン・カーティス亡き後New Orderになるんだがこっちは凡庸で
やはり彼の歌の持つ力には及ばない。

所でジョイ・ディヴィジョンというグループの名が変わっている。

<若いユダヤ女性をナチス・ドイツは「労働区」(Labor Division)行きと
「快楽区」(Joy Division)行きに分けていたのです。
健康で美しい女性は避妊手術をして、「快楽区」に入れてドイツ兵の性の
相手をさせていたのです。>
こんな意味のある言葉をイアン・カーティスは自分たちの
グループにつけたのだがなぜなんだろうか?
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# by eichi_wata | 2012-04-02 17:12
2012年 03月 24日
あゝ おまへはなにをして来たのだと
吉本隆明<そうなんですよ。
昔の未開の社会に住む人が
なんだかボーッとつぶやいたり、
ボーッとうそぶいたような
単純な内容の詩に、
今の人はかないません。
それは、もうまるで地力の違う集中力で
それを書いているからです。

そして、芸術の役割というのは、
そういうものを保存するだけなんです。

ほかに役目はないんですよ。
何らの利益も、有効性もないんです。
そんなのがあるとしたら、嘘ですよ、全部。
嘘の理論です。何もないんですよ。

「じゃあ、無駄なことをやって、
 お前は一生を潰したのか」
と言われるとしたら、
そりゃたいていそうだ、と思います。

僕もそうだと思いますし、
中原中也みたいな偉い詩人でも、
「お前は何をしてきたのか」と言われたら
そう言うんじゃないかと思います。

 あゝ おまへはなにをして来たのだと……
 吹き来る風が私に云ふ

という詩が、中原中也にあります。

生活やいろんなことに参って
帰郷したときの詩です。
なんともみじめな思いじゃないかという、
そういう詩です。

だけど、それをみじめと言う人は、
その世界に近づいたことのない
距離から見ているからだと思うんです。
読者の人はそういう近づき方を
あまりしないで読むかもしれません。
だけど僕は、中原中也のそういう詩を読むと、
「この人は、生活に負けたとか、
 そんなことで
 割り切っているわけでもなんでもない」
ということを思うんです。>
ほぼ日刊イトイ
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# by eichi_wata | 2012-03-24 09:41
2012年 01月 31日
エコールのパンツ
二月の繪も終わってしまい、次の繪の締め切りは三月なのでちょっと
暇な二月です。

毎日一本のDVD映画もまだ続いて、
このところは、戦後の小津映画をつづけて毎日見ています。
再度のもあれば、今まで未見のもあって、
彼のゆったりテンポの映画は年を取ってから観るのもなかなか心地よい気分です。

彼の楽しみは物語の進み方の展開の楽しみはまあ、ほとんどないわけで、
いわば酒を飲む席でのつまみはなんだろうかとか、お膳には何が
乗っているかとか、着物の柄はすごいとか、細部をじっくりみるという点にあって、
それは、それで、あら?あれ?といった新たな発見が
いたるところにあるといった面白さなんですよね。

所で<エコール>を見ました。
この映画と<ピクニックatハンギング・ロック>はその道の方々にとっては伝説の名画らしく、
僕はその道への嗜好はないのですが、何事も繪の修行、まあ一応見ました。
六歳から十二歳までの女の子が川で水遊びしたり、お風呂に入ったり、レオタードで
踊ったり、まあ、いろいろあるんだが、そんな、沢山の少女が出るんだが、結局これ何なの?
といった、何がなんなのかわからない映画で、実にどうも居心地の悪い映画であった。
こんな少女のパンツがいっぱい出る映画は、わざとらしく僕は実に嫌いだ。
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# by eichi_wata | 2012-01-31 13:15
2012年 01月 21日
大いなる幻影
古いニュースで恐縮なんだが、
2010FIFAワールドカップの開催にあわせて、英エンパイア誌が
「史上最高のワールドシネマ100本(100 Best Films of World Cinema)」を発表した。
ここでいうワールドシネマとは、英語以外の言語=外国語映画のことだ。
というニュースがあって、

トップ30は以下の通り(カッコ内は言語・製作国等/年度/監督)。
1.「七人の侍」(日本/54/黒澤明)
2.「アメリ」(フランス/01/ジャン=ピエール・ジュネ)
3.「戦艦ポチョムキン」(ロシア/25/セルゲイ・エイゼンシュタイン)
4.「自転車泥棒」(イタリア/48/ビットリオ・デ・シーカ)
5.「パンズ・ラビリンス」(スペイン・メキシコ/06/ギレルモ・デル・トロ)
6.「アルジェの戦い」(フランス・イタリア/66/ジッロ・ポンテコルボ)
7.「シティ・オブ・ゴッド」(ブラジル/02/フェルナンド・メイレレス)
8.「第七の封印」(スウェーデン/56/イングマール・ベルイマン)
9.「恐怖の報酬」(フランス/53/アンリ=ジョルジュ・クルーゾー)
10.「千と千尋の神隠し」(日本/01/宮崎駿)
11.「甘い生活」(イタリア/60/フェデリコ・フェリーニ)
12.「メトロポリス」(ドイツ/27/フリッツ・ラング)
13.「ゲームの規則」(フランス/39/ジャン・ルノワール)
14.「トリコロール」3部作(ポーランド/93~94/クシシュトフ・キエシロフスキー)
15.「僕のエリ 200歳の少女」(スウェーデン/08/トーマス・アルフレッドソン)
16.「東京物語」(日本/53/小津安二郎)
17.「大地のうた」「大河のうた」「大樹のうた」3部作(インド/55~59/サタジット・レイ)
18.「オールド・ボーイ」(韓国/03/パク・チャヌク)
19.「アギーレ・神の怒り」(ドイツ/72/ベルナー・ヘルツォーク)
20.「天国の口、終りの楽園。」(メキシコ/01/アルフォンソ・キュアロン)
21.「吸血鬼ノスフェラトゥ」(ドイツ/22/F・W・ムルナウ)
22.「羅生門」(日本/50/黒澤明)
23.「ミツバチのささやき」(スペイン/73/ビクトル・エリセ)
24.「炎628」(ロシア/85/エレム・クリモフ)
25.「U・ボート」(ドイツ/81/ウォルフガング・ペーターゼン)
26.「美女と野獣」(フランス/46/ジャン・コクトー)
27.「ニュー・シネマ・パラダイス」(イタリア/89/ジュゼッペ・トルナトーレ)
28.「紅夢」(中国/91/チャン・イーモウ)
29.「大人は判ってくれない」(フランス/59/フランソワ・トリュフォー)
30.「インファナル・アフェア」(香港/02/アンドリュー・ラウ&アラン・マック)

メトロポリス、戦艦ポチョムキン、吸血鬼ノスフェラトゥ、美女と野獣はさすがに古いと思う。
そのほかでもパンズ・ラビリンス、僕のエリ 200歳の少女、アメリが入っているのが驚いた。
この30本の中で観てない映画を数えたら七本と、結構見ているんだなと、
<メトロポリス><戦艦ポチョムキン>まったくつまらんかったが、ちゃんと映画館で見てますよ。
韓国映画とアニメは結果的に見ないんだが、当然<千と千尋の神隠し>は見ていない。


ロシアのタルコフスキー、フランスのゴダールが無いのが意外なんだが、と、書いて100本
全部見たら、62、68にありました。カーウァイの<花様年華>42位そうだよね、良いよね。
<ジュールとジム>46位が入っているのはうれしい。ヴェンダース<ベルリン・天使の詩>64位
ヘルツォークはフィツカラルドの方が好きだが。
総じてこの100本結構満遍なく入っているんじゃないかな?

でも、一番意外と思ったのはテオ・アンゲロプロスの<旅芸人の記録>が入っていない事だ、
これは残念だ。
それから<大地の歌>が入っているなら<青いパパイアの香り>も当然入れたい。
新しいところでは先日見たトルコ映画<蜂蜜>も入れたいな。

そして、ベルイマンは<第七の封印>よりは<ファニーとアレクサンデル>がなんといっても
一番でしょう。もし、これが30位に入っていたら、これがベストワンなんだが、
でも今の30の中だったら七人の侍が一位かな、
しかし、とにかく、僕の一番の監督はジャン・ルノワールで
彼の<大いなる幻影>、特にシュトロハイムがもう男優でも一番で、
とにかく僕にとってのめちゃくちゃ一番はずーーと変わらない。
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# by eichi_wata | 2012-01-21 10:54
2012年 01月 15日
レオン
まあ、そんな訳で少しづつ繪をはじめています。
予定は未定で、30Fはもう無理としても10F二点も
どうなりますか?

映画ねたですが、ブラックスワンの主人公の俳優、ナタリー・ポートマンでしたか、
そうでしたか、
スターウォーズでの彼女も、そうですね、もうレオンのマチルダではなかったし。
まあ、才能豊かなとても美しい女優さんでしょうか。

やはり、レオン、でのマチルダを見るために4度も映画館にも、
そして、僕にとって少女といえばやはりマチルダが一番で。
このレオンが1994年製作で、そりゃ誰でも考えますわな、彼女のロリータを
でも彼女は、1997年版ロリータの出演依頼を拒否。
彼女がユダヤ教からなのかな、レオンでも監督はヌードシーンを
考えていたらしいんだが彼女か親が拒否したと書かれていますね。

映画ロリータではジェレミー・アイアンズが教授ハンバートにぴったりだったから
よけい彼女で見たかった。
皆思い違いをしているんだと思うんだが、
小説ロリータはきわめて全うな恋愛小説で

<頭のかたいこと言わないで、過去は過去じゃないの。
いいお父さんだったと思うわ。それだけは認めたげる。>
<ディック、これがあたしのパパ>

彼女の演技でこんなロリータの残酷なせりふが聞きたかった。

所でレオン、実はちらっと彼女のパンツが見えるシーンがありまして、
当然確認したいですよねマチルダファンとして、完全版で言えば三箇所。

0.18.30  白
1.52.53  花柄
2.06.41  白

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# by eichi_wata | 2012-01-15 10:50
2011年 12月 06日
室生犀星<蜜のあわれ>
姉の見舞いに成田まで行った帰り、
最初の予定では佐倉のえーーと、なんだったかな、
変わった美術館が佐倉にあって、コーネルをいくつかもっているんだが、
そこまで行こうかと思って、降りたんだが、3分差でバスが出てしまい、それが一時間に
一本で、タクシーを聞いたところ、3000円はやはり高く、
駅で角を買って、思案するも、銚子にでもいって鰯でも食べに行くのもよいかなと
反対の電車に乗り、銚子に行くも、銚子電鉄で突端の一番先に行く心つもりが、
海は鎌倉でも見れるし、鰯もこの銚子でも食えるだろうと、面倒になり、
結局銚子で一泊し、近くの食堂でいわし、鯵、湯豆腐で焼酎お茶割を飲んできた。
やはり、カツオかマグロにしとけば良かったが。

次の日その銚子からの帰り、今度はその快速電車が小岩あたりでの
人身事故で、総武線快速が、なにやらそのあたりで身投げが集中していて、
またかといった事を前の席の客が話しているのを聴きながら、、、、
角を飲みながら、虞美人草を読むも、
ああ、昔大学での友人の石川がそんな現場にぶつかって胴が半分なのをみた、、、
とかの話を急に思い出して、、ああ、飛び込んで胴が半分になってしまう人生も
惨めだなと、、また、それらを処理する人たちも大変だなと、そんなこんなでこのまま、
箱のなかでの一時間はつらく、それに、朝から角だけで何も食べていないのを思い出して、
まずは駅そばかなと、、千葉のホームに降り立つや、市立美術館でのデュシャン、
滝口修造展の広告をみつけ、ふらふらと外に出た。
(18のときから四年ほど千葉にいたのだが。それももう40年も経つんで、、
昔の面影はどこにも無く、、、)

道の中ほどで、小を足しにパルコに入るも、なんと、探していたような
黒の絹地に金魚の刺繍のサルエルパンツを見てしまい、
即試着、即着用で、即着替えて、、、そのときちょうど先日の赤い革靴であって、
赤いカルバンクラインのちょうど左上あたりのひざ下に金魚がひらひらと泳ぐ様は
我が姿ながら、なかなかポイント良く、お客様とてもお似合いですよとの、
とてもスリムでかわいい売り子のおせいじを真に受け、心持晴れやかになった気分で、
ひらひらとした金魚を連れてパルコを出るへたれぶり、、、、
これの気分はまるで犀星の金魚娘の小説だなと思いながら、屈んで金魚の尻辺りの
金糸をなでてみるのであった。

「一たい金魚のお臀って何処にあるのかね」
「あるわよ、附根からちよつと上の方なのよ」
「そうかい、人間では一等お臀というものが美しいんだよ、
お臀に夕栄えがあたってそれがだんだんに消えてゆく景色なんて、
とても世界じゆうをさがして見ても、そんな温和しい不滅の景色はないな」
「おじさま、大きな声でそんなこと仰有ってはずかしくなるじやないの、
おじさまなぞは、お臀のことなぞ一生見ていても、
見ていない振りをしていらつしやるものよ」
「そうはゆかんよ、夕栄えは死ぬまでかがやかしいからね、
それがお臀にあたっていたら、言語に絶する美しさだからね」
室生犀星<蜜のあわれ>

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# by eichi_wata | 2011-12-06 09:03